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O-RUSHテクニカルセンターのスタッフが、ファクトリーの最新情報をお届けします。

尼崎市でベンツG350dの燃料漏れ修理!高圧ポンプ交換でGクラスの信頼性を守る

  • 14 時間前
  • 読了時間: 5分

王道を行くGクラスと、春の爽快なドライブ

春の柔らかな日差しが差し込み、アウトドアやロングドライブが最高の楽しみとなる季節がやってきました。

圧倒的な存在感と歴史を誇るメルセデス・ベンツ Gクラス。

中でもG350dロングは、力強いクリーンディーゼルエンジンのトルクと高い走破性、そして都会にも馴染むエレガントさを兼ね備えた、まさに一生ものの相棒と呼ぶにふさわしい一台です。

堅牢なラダーフレームに守られたその走りは、オーナー様に何物にも代えがたい安心感を与えてくれます。

しかし、そんなタフなGクラスであっても、精密なエンジンパーツには経年によるメンテナンスが必要な時期が必ず訪れます。



忍び寄る「軽油の臭い」と燃料漏れのサイン

今回、O-RUSHにご相談いただいたG350dの症状は、車両周辺に漂う「燃料の臭い」と、エンジンルーム内での軽油漏れでした。

ディーゼルエンジンにとって軽油は燃料であると同時に、燃料系パーツを潤滑する役割も果たしていますが、それが外部に漏れ出すことは非常に危険です。

軽油はガソリンに比べて引火点は高いものの、高温のエンジンパーツに付着すれば火災の原因になり得ますし、何より燃料ラインの圧力が適正に保たれなくなることで、エンジンの出力低下や始動不能を招く恐れがあります。

今回のケースでは診断機にエラーコードは記録されていませんでしたが、目視点検によってエンジン前方に配置された「高圧ポンプ」付近が濡れていることを確認いたしました。



原因特定:高圧ポンプ内部のメカシール劣化

詳細な点検の結果、漏れの発生源は高圧ポンプ本体であることが判明しました。

高圧ポンプは、燃料を非常に高い圧力まで加圧してコモンレールへ送り出す、ディーゼルエンジンの心臓部ともいえる精密部品です。

このポンプの内部には「メカシール」と呼ばれる気密を保つシール材が使用されていますが、長年の熱サイクルや振動によってこのシールが劣化し、本来外に出てはいけない軽油が排出口から漏れ出していました。

この部位の故障は、シール単体での補修が困難な構造であるため、ポンプ本体を丸ごと交換する「ASSY(アッセンブリー)交換」が最も確実で再発を防ぐ修理方法となります。


内部メカシール劣化により排出口から燃料が漏れ出ている
内部メカシール劣化により排出口から燃料が漏れ出ている


O-RUSHによる精密な高圧ポンプ交換作業

Gクラスのエンジンルームは質実剛健な設計ですが、V6ディーゼルエンジン上部にはインタークーラーや複雑なダクト類が密集しており、高圧ポンプへアクセスするためには多くのパーツを慎重に取り外す必要があります。

作業手順としては、まず左右のエアクリーナーや中間ダクトを取り外し、冷却系を一時的に切り離すためにインタークーラーやラジエーターアッパーホースなどを順次脱着していきます。

ようやく姿を現した高圧ポンプを取り外す際、周辺のバンジョウボルトやカプラー、燃料ホース類も丁寧に切り離します。


関連部品の同時交換でリスクをゼロに

今回の整備では、高圧ポンプ本体の交換に合わせ、接続されている燃料ホース2本も同時に交換いたしました。

ホース自体にもわずかな滲みが見られたため、ポンプだけを新しくしても、弱ったホースから二次的なトラブルが発生するリスクがあったからです。

O-RUSHでは、一度の分解作業で「将来的に故障する可能性が高い隣接パーツ」もリフレッシュすることを推奨しており、これが結果としてオーナー様のトータルコストを抑えることにつながります。



Gクラスの信頼性を取り戻すための仕上げ

新しい高圧ポンプとホースを組み付けた後は、取り外したインタークーラーやダクト類を元通りに復元します。

最後に燃料ラインのエア抜きを行い、エンジンを始動。

アイドリング状態およびテスト走行において、燃料の漏れや滲みが一切ないこと、そして燃料圧力が規定値内で安定していることを確認し、作業は完了となりました。

修理後のG350dは、ディーゼルターボらしい本来のレスポンスを取り戻し、オーナー様のもとへ自信を持ってお返しいたしました。



トラブルを未然に防ぐためのチェックポイント

メルセデス・ベンツ G350dを常に最高のコンディションで走らせるために、オーナー様が日頃から意識しておきたいポイントをまとめました。

  • 「燃料の臭い」を放置しない: 降車時やエアコンの風から軽油独特の臭いがしたら、微量でも漏れが発生している証拠です。

  • 駐車後の地面をチェック: 駐車場に油膜のような跡や、液体が垂れた跡がないか定期的に確認しましょう。

  • エンジンカバー周辺の汚れ: 洗車時などにエンジンルームを覗き、カバー周辺が黒く湿っていたり、ホコリが異常に付着して「ベタつき」があったりする場合は要注意です。

  • 燃費の急激な変化: 燃料漏れや噴射システムの不調は、燃費の悪化として現れることがあります。走行距離と給油量の変化に注意しましょう。

  • 定期的な「高圧系」の点検: 走行距離が5万km~8万kmを超えてきた車両は、今回のようなポンプやホースのシール類が寿命を迎える時期です。車検時などに重点的な点検をおすすめします。



O-RUSHで価値あるGクラスを次世代へ

メルセデス・ベンツ Gクラスは、適切なメンテナンスさえ施せば、一生涯乗り続けることができる世界でも稀有な車です。

高圧ポンプのような重要保安部品の修理は、輸入車の構造を熟知し、適切な部品選定と施工ができるショップに任せることが何よりの安心に繋がります。

「最近少し燃料の臭いがする」「長く乗るために今の状態を知っておきたい」といったご要望があれば、輸入車整備のプロフェッショナルであるO-RUSHへぜひご相談ください。

私たちは、オーナー様とGクラスが刻む素晴らしい歴史を、確かな技術でサポートし続けます。



お問い合わせ先

O-RUSHテクニカルセンター

兵庫県尼崎市西向島町145-5

営業時間:10:00〜18:30(定休日:日曜)

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