ポルシェ718ボクスター|オープンカー幌の作動不良と原因・対処法
- テクニカルセンターメンバー
- 9月3日
- 読了時間: 2分
ポルシェをはじめとするオープンカーの魅力は、ボタンひとつで開閉できる幌による爽快なドライビング体験です。
しかし、幌が正常に作動しなくなると快適性だけでなく、安全性や防水性にも影響を及ぼします。
718ボクスターでも「コンバーチブルトップが閉まりきらない」「オープン時にフックが引っかかり開かない」といったトラブルが発生するケースがあります。
今回の事例では、幌をクローズした際にセンターのフックが作動せず完全に閉まらない、さらにオープン時もフックが噛み合わず開閉がスムーズにいかない症状が見られました。
テスター診断の結果、コンバーチブルトップマイクロスイッチ1にエラーが確認されました。

原因は意外にも幌自体ではなく、排水ドレーンの詰まり。
ドレーンが詰まることで雨水がオーバーフローし、マイクロスイッチに水が浸入したことが原因でショートを引き起こしていました。
長時間水に浸っていたため、配線部分に錆も発生し、作動不良へとつながっていたのです。
状態によっては水抜きや乾燥処置で改善できますが、放置すると車内への浸水や電子部品の故障につながる恐れがあります。
特に運転席下などに水が侵入すると、フロアや配線へのダメージが深刻化する可能性もあるため注意が必要です。
O-RUSHテクニカルセンターでは、ポルシェをはじめとする輸入車の幌不調に関する診断と修理を行っています。
輸入車各メーカーに対応するテスターによるエラー診断だけでなく、根本原因であるドレーン詰まりや浸水処置にも対応可能です。
オープンカーならではの幌トラブルでお困りの際は、ぜひ早めにご相談ください。
お問い合わせ先
O-RUSHテクニカルセンター
兵庫県尼崎市西向島町145-5
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